コロッケ!小説
- 「ある宇宙に漂う雑電波」
- 反マッシュ王勢力として活動している一派が、ビシソワーズ家に向けて宇宙に発信したメッセージ文
という妄想です。ビシソワーズの出自など想像の域を出ていない点ご了承ください。
この文の最大のポイントは、発信者が無事を祈ったビシソワーズ兄弟の数です。
5人。
闇の中のさらに闇、誰にも目のつかない所にいたのは……誰だったのでしょうね?
- 「訳ありな短文で10題」
- Twitterで連載していた108文字作品群です。
Twitterのハッシュタグ検索「#お題で落書きコロッケ編」で出てくるものをまとめて掲載しました。
- 「銀色の足跡」
- 幼少期のリゾットが、お城を抜け出して遊び行くお話。
大人が手を焼くやんちゃな王子は、本当は寂しかった。
- 「大好きなお昼寝」
- 掲示板でT-ボーンの話題が出た時に思いつきました。
T-ボーンはコロッケたちとずっと行動を共にしている、ように見えますが
そういえば王様だ〜れだ大会の時、彼はずっと寝ていなかったっけ?
実はT-ボーンと仲間たちの共有時間って、すごく短いのでは。
という視点から、T-ボーンとリゾットの関係に焦点を当てました。
- 「バジルの後ろ」
- Twitterにて、うみぼーさんとお題交換して遊んだ時の作品です。
うみぼーさんがお題出す→カイが小説を描く→うみぼーさんがその小説に沿った絵を描く
という感じで、作品中の挿絵はうみぼーさんのイラストです。
うみぼーさん、ありがとうございました〜(^^)
- 「何を今更、」
- Twitterにて、うみぼーさんとお題交換して遊んだ時の作品です。
カイがお題出す→うみぼーさんが絵を描く→カイがその絵に沿った小説を書く
という感じで、作品中の挿絵はうみぼーさんのイラストです。
うみぼーさん、ありがとうございました〜(^^)
- 「鳥になりたかった」
- T−ボーンはああ見えて実は、仲間に対して距離を置いていると思います。
おくびにも出さないその心は、いつかきっと、仲間に寄り添うことができるのかなと、できればいいなと……。
この話のT−ボーン相方候補はダイフクーのほかにウスター、プリンプリンも挙がっていたのですが、ウスターは距離が近すぎてこの小説の主題としては今一歩、プリンプリンはそんなに面倒見良くないだろうということで、ダイフクーさんにご登場いただきました。同じアルマジロチームだしね!
- 「王子と覆面男」
- リゾットとプリンプリンって、仲が良いのかどうなのかよく分からないですよね。原作中でもあんまり会話してるとこ見たことないですし。でも、ほんとはそれなりに仲が良いと思うんです。
そんな話です。
- 「死蝶の禁貨」(小説ページには、背景に蝶の死骸の写真を用いていますのでご注意下さい)
- これは写真を撮った後に文章を考えた作品です。
もっとひねれそうだなーとも、もっとシンプルにできそうだなーとも思った末、この形に収まりました。
続きのようなものを書いてみたいなーとも、このままで終わらせるべきかなーとも思っています。
- 「卑怯な猫」
- それはウスターにとって負い目なのだと思います。
たとえ現在がどうであれ、未来を確信しているとしても、過去の事実は消えない。
いつも考えるわけではないけれど、ふとしたきっかけで思い出した時、それはちくちくと心を刺すのでしょう。
ウスターとコロッケとの友情に焦点を当てたと見せかけて、実はウスターとプリンプリンとの友情に焦点を当てた一作。
ウスターの最後のつぶやきは、そういう意味です。
- 「演技の終わり」
- バンカーサバイバル前〜2回戦で正体を明かすまでの、フォンドヴォーの心境をタイムラグで遊びながら。
その時コロッケは初めて、優しい金色の眼差しを見た……のですが、直後はそれを信じようとしません。
見た、といってもあくまで目に映っただけということですね。
- 「模倣した本物」
- コロッケ!世界にあるのかどうか分からないので、本文中では明言してないですが、バレンタインデーの話だと思ってもらって結構です。
もしかしたらテト→リゾっぽく見える部分があるかもしれませんが、そういうのは一切意図していないのでご了承下さい。
チョコレートを配っている場には、文章中に出てきた以外にも多くの「男性バンカー」がいるという設定です。
どんな反応をしているかご自由に想像して遊んでやってくださいな。
- 「思慕の氷」
- ビシソワーズパーティ終了後。コロッケたちがビシソワーズ家の館を去った後。
全てを失った、しかし何かが残っているユバの姿を、ただ描写。
それでも地球で生きなければならなくなった彼らは、何を思っていたのでしょうか。
- 「Symbolized」
- 一応、バンカーサバイバル終了後グランシェフ王国へ向かう道中の、テトとプリンプリンとウスターの会話
ということを想定していますが、この3人+コロッケがいる状況であれば場所、時間は特に設定ありません。
Symbolizeされたものは……読んだ人によって、異なるかと思われます。
- 「ガラクタの上」
- 深夜の街の裏通りで、喧嘩かバンカーバトルでもしたのでしょう、レモネード。
傷を負いつつもなんとか勝ち、廃屋に逃げ込んだ……といった風な状況です。
話の時期は……レモネードが「少年」の頃ってことで。
レモネード、チェリー、ガラクタの3点が出てくるイラストは以前描いたことがあります。
特に関連させたつもりはないのですが、無意識に同じテーマを選んでいたのかなと思いますね。
- 「なみだあめ」
- 雨の日に突発的に思いついた、短いお話。
コロッケの目にふと留まったそれは、彼がよく知っているものと、同じ動きをしていた。
話の時期としてはいつでもいいんですが、少なくともバーグが生き返る前かな。
ピザの斜塔崩壊後からビシソワーズパーティ開催前の一週間を想定しながら書いた気もします。
- 「負けるために、戦った」
- 単行本10巻70ページ4コマ目〜80ページ。
ピザの斜塔2階戦、閉じ込められたドームの中でのキャベツの胸中を、原作のセリフと交えて。
後にリゾットがコロッケを諭した内容の拡張版のように見えますが、実はその拡張版です。
- 「暗闇の回廊」(小説ページは、背景色が暗くなっていますのでご注意下さい)
- ピザの斜塔を降りるコロッケとカラスミの描写です。
原作ではこのシーンは描かれていませんが、たぶん「隠し階段」を使って降りたものと勝手に前提。
カラスミの腕に抱かれた事実に対する二人の態度は、似ているようで、しかし違う。
聞き探ることはできないその違和感を、コロッケ寄りの視点から。
- 「仮寝の夢」
- 原作で、コロッケが一週間オコゲの修行を受けていた時の、ある日の話です。
あの間コロッケは、ケガの治療とか食事とかどうしてたのかなーと思って。
結局、T-ボーン(とその家族)の助けを借りたと考えるのが一番自然でした。
T-ボーン宅で介抱されたコロッケにとって、それは確かにあたたかかったけれど、やはり仮の寝床に過ぎなかったのです。それは絶望としてそうなのではなく、むしろ新たな決意。
T-ボーンたちから元気をもらって、コロッケは走り出したのでした。
- 「黒猫」
- 時と場所は特に想定していません。
タイトルにもなっている黒猫は、何かの象徴ともとれますし、実際書いた本人としては、これにいくつかの意味を込めてはいるんですが……真の解釈は読んだ方にお任せしたいと思います。
- 「そっと、近づいてみる」
- 単行本第1話と第2話の間、または第2話冒頭から船に乗るまでの間の話です。
コロッケのウスターに対する呼称が、まだ「おっちゃん」の時期ですが、話の中でコロッケは一瞬だけ、ウスターのことを名前で呼びます。
タイトルは主にそこに由来します。
また、冒頭のコロッケがコロッケらしからぬ消極性を見せていますが……それはお腹が減ってるし歩き通しで疲れているからなんですと、言い訳っぽく言っておきます。
コロッケ!さんに煩悩並なお題108!!
世界のかけら108つ
2015/8/17〜2016/7/3の期間、Twitterにて連載していた作品です。
(検索用ハッシュタグは #108のお題108文字回答ユメキン版 です)
毎日少しずつでも創作行為をできるように、という習作だったのですが、
108個出来上がってみたらそれなりの量になっていたので(108×108=11664文字!)
こうして作品としてまとめる運びとなりました。
実はこの作品群「108文字ぴったりに収める」以外にもう一つ縛りをつけていまして…
「前の作品の一単語を何か必ず引き継ぐ」文章になっております。
漢字一字だけの引き継ぎとか、ゆるいのもありますけどね。
ちなみに1個目の作品は、108個目から引き継いでおります。
1個目をリゾット、108個目をコロッケにしようというのは最初から決めていました。
ので、書いた順番も実は1→108→2→3…です。
作品個々の解説は割愛しますが、もしこれの解説ほしい!などありましたら
お気軽にリクエスト下さい。嬉々として語ります。
というか結構気に入っている作品群なので、いずれ本にできたらいいなあ…
なんて思ったり。焚き付けて下されば出版確率が上がると思うので、よろしくお願いします(笑)